GINZA CONNECTIVE (高嶋ちさ子対談シリーズ)

亀岡 正博×高嶋 ちさ子

GINZA CONNECTIVE VOL.36

亀岡 正博×高嶋 ちさ子

2014.09.10

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんに、ゲストの方をお迎えして銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、現在、銀実会の理事長としても活躍されている有限会社並木ビルの取締役、亀岡正博さんです。

消防団にも所属。銀座の火災現場へ何度も出動しました

高嶋さん
消防団にも入られていると伺いましたが、そのきっかけは?
亀岡さん
うちの父が町会長をやっていまして、副会長の2名が消防団だったんですよ。自分が日体大出身ということもありまして、入ってほしいと言われたのがきっかけです。
高嶋さん
じゃあ運動神経抜群ですね!
亀岡さん
いえいえ。でも、体育教師をめざしていたので、大学では体育でやりそうなスポーツはすべてやりました。高校時代は陸上をやっていましたので、体力には自信がある方ですね。
高嶋さん
消防団は訓練もするんですか?
亀岡さん
もちろん訓練がありますね。また、消防団ポンプ操法大会という大会にも出ています。京橋にある7つの消防団が参加し、水槽からとった水をホースから放水して、的を倒すといった競技です。
高嶋さん
実際に出動したこともあるんですか?
亀岡さん
もちろん、火災現場へ何度も。
高嶋さん
えー、すごい。火災が起きたときはまず119番へ連絡がいきますよね。と、同時に消防団にも連絡が来るんですか?
亀岡さん
はい、消防署と連携を取っておりますので。あとは、基本的には要請が来る前にサイレンが聞こえたら出動します。築地場内で火災があったときは、場内が入り組んでいるので小型のポンプが役立ったりしました。
高嶋さん
日夜銀座のために活動されているんですね。ありがたいです。
亀岡さん
銀座という街が好きなんだと思います。

消防団ポンプ操法大会

大好きな銀座のためにできる限りのことはやろうと思っています

高嶋さん
銀座への思い、銀座の良さを教えていただけますか?
亀岡さん
暮らしていると思うのが、やっぱり交通の便がいいということですね(笑)。
高嶋さん
確かに!完全に住んでいる人目線の言葉ですね。 このインタビューでそんなこと言った人初めてです(笑)。
亀岡さん
ですよね(笑)。生まれ育った街なので、みなさんとちょっと違う気持ちというのが銀座に対してあるんだと思います。自分は銀座に生かされていると思っていますので、銀実会や消防団もありますが、銀座の街を良くして行こうというところに関しては強い気持ちを持っています。自分でも率先して、大好きな銀座のためにできる限りのことはやろうと思っていますね。
高嶋さん
でないと理事長はやれないですよね。任期はどれくらいあるんですか?
亀岡さん
任期は1年間で、40歳が定年です。
高嶋さん
これからは銀座をどんな風にしていきたいですか?
亀岡さん
訪れる皆さんや我々銀座にいる人間にとって、より安心で安全な街にしていきたいです。

その一つとして、現在、区に働きかけ、ポンプ車を配備できるような新しい防災資器材格納庫を作っていただいてるところなんです。
高嶋さん
すばらしい!
亀岡さん
ますます、銀座が安心で安全な街になるために力を注ぎたいですね。

高嶋 ちさ子

ヴァイオリニスト。6歳からヴァイオリンを始め、海外で活躍後、日本に本拠地を移し、全国各地でコンサートを行っている。現在は、演奏活動を中心としながらも、テレビやラジオ番組の出演などでそのキャラクターが評価され、活動の場はさらに広がりを見せている。

高嶋ちさ子オフィシャルウェブサイト

亀岡 正博

有限会社並木ビル取締役。現在、銀実会の理事長を務められながら、銀座の街を守るための消防団にも在籍。趣味はダーツ。銀座生まれ。銀座育ちのため、子どもの頃は松屋、松坂屋の屋上や日比谷公園で遊んでいたそう。

取材・文:高橋瑞穂 取材場所:銀座通連合会

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