GINZA CONNECTIVE (高嶋ちさ子対談シリーズ)

津田 彰彦×高嶋 ちさ子

GINZA CONNECTIVE VOL.13

津田 彰彦×高嶋 ちさ子

2012.10.01

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんに、ゲストの方をお迎えして銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、和装小物の老舗「銀座 津田家」の代表取締役社長、津田彰彦さんです。

子供時代は銀座のデパートが遊び場でした。

高嶋さん
生まれも育ちも銀座なのですか?
津田さん
私は高校1年まで銀座に住んでいました。このビル(現店舗が入っているビル)になる前のことですが……。
高嶋さん
すごいですね~!! 当時は銀座でどんな風に過ごしていたのですか?
津田さん
デパートは結構遊び場でした。屋上に行ったり、おもちゃ売り場に行ったりしていました。あとは、松屋さんの駐車場が家の裏にあったんですけど、夜になると人も少なくなるので、そこでキャッチボールなんかしていましたね。
高嶋さん
なるほど。今では考えられないですね。
津田さん
もう住めませんね、家賃も高いですし(笑)。
高嶋さん
でも、お引越しで銀座から離れるときは少し寂しかったんじゃないですか?
津田さん
そうですね、幼い頃から住んでいましたので愛着はありました。でも都会に住んでいると、別の場所に対する憧れもあると思うのです。
住所を書くときなんかも、〝中央区銀座〟と書くと、周りがギョッとびっくりしたりしていましたし(笑)。
高嶋さん
なるほど~。それは贅沢な悩みですね。

銀座ならではのクオリティのいい商品を買えるのが魅力。

高嶋さん
生まれ育った銀座という街が、今後どういう風になってほしいと思いますか?
津田さん
個々のお店が更に魅力を増して、銀座全体でお客様のための様々な演出が出来ればと願っております。
高嶋さん
なるほど。少し話は変わりますが、先日ユニクロの銀座店に行ってきました。銀座店には銀座限定商品が置いてあるのですが、店内の子供服を見ていて、これいいな~って思うと…ユニクロ価格じゃないんですよ(笑)。さすが銀座だな〜と思いました。
津田さん
そうですか(笑)。とはいっても、必ずしも〝銀座=高級〟という訳ではないと思うんです。他の街では買えない、銀座ならではのクオリティーのよい商品を買えるのはいいですよね。それが銀座の魅力につながると思います。

次回のゲストは……?

高嶋さん
次回のゲストをご紹介いただけますか?
津田さん
「岩崎眼鏡店」の取締役 堀川 理恵さんです。明治から続く、歴史ある眼鏡店ですので、眼鏡や眼に関することなら何でもお答えいただけると思います。

高嶋 ちさ子

ヴァイオリニスト。6歳からヴァイオリンを始め、海外で活躍後、日本に本拠地を移し、全国各地でコンサートを行っている。現在は、演奏活動を中心としながらも、テレビやラジオ番組の出演などでそのキャラクターが評価され、活動の場はさらに広がりを見せている。

高嶋ちさ子オフィシャルウェブサイト

津田 彰彦

「銀座 津田家」代表取締役社長。
本業の傍ら、銀座通り連合会販売促進委員長を務め、日々銀座の発展に力を尽くしている。

「銀座 津田家」ウェブサイト

取材・文:岡井美絹子  取材協力:CAFE de GINZA MIYUKI-KAN 銀座4丁目店 銀座みゆき館ウェブサイト

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