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谷 善樹×高嶋 ちさ子

GINZA CONNECTIVE VOL.9

谷 善樹×高嶋 ちさ子

2012.06.10

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんがゲストの方に、銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、フレンチ、イタリアン、中国料理、日本料理など、さまざまなジャンルの料理で魅了する「三笠会館」の代表取締役社長、谷善樹さんです。

祖父が歌舞伎座の前に開いた、一坪半のかき氷屋が始まりでした。

高嶋さん
三笠会館さんといえば、フレンチやイタリアン、中華、日本料理と幅広く一流のレベルで展開されていらっしゃいますが、創業された当時はかき氷屋さんだったというお話を伺ったのですが、本当ですか?
谷さん 
そうです。祖父が歌舞伎座の前に開いた、一坪半のお店が始まりです。夏はかき氷、冬はおしるこをやっていましてね。大変な時期もあったようですが、いろいろな人に助けていただいたおかげもあり、なんとか乗り越えてきたようです。ですが、戦争中にお店がなくなってしまい、その上、敗戦で、祖父はショックを受けてしまいましてね。でも女性は強いですよ(笑)。戦後、祖母が割烹着を着て店を守ったんです。
その後、縁があってあるお店のシェフに来ていただいて、ホテル以外では出していないようなフランス料理を提供していたそうです。話を聞くと、当時そんな豪華なものが出ていたのかとびっくりしましたね。
高嶋さん
屋号にはどのような由来があるのですか?
谷さん 
奈良を象徴する地名としての三笠の山からとったそうです。

価格ではなく価値を追求していきたいと考えています。

高嶋さん
最初から、いろいろなジャンルのお店を出されていたのですか?
谷さん 
昭和41年に、並木通りに今のビルをオープンしたんですが、その頃は不景気だったので、ビルにテナントが入らなかった。先代は負けん気が強いこともあったのか、「それなら自分で全部やろう」と思ったらしいですね。そして私が33歳のとき、祖父母のあとをすぐ継いで現在に至っています。
高嶋さん
最近も日本全体の景気が減退し、銀座も影響を受けていると思うのですが、やはり大変ですか?
谷さん 
そうですね。でも、僕はあまりそういう風に思っていないんですよ。デフレだからといって、値段を下げようとは思いません。価格ではなく価値を追求していきたいと考えています。うちはもともとそんなに高い値段設定ではないですし、何より、お客様に心からいいなと思っていただけるものを提供していきたいですね。メニューにしても、試作の段階で私がチェックしていますし。やはり自分が納得できるものじゃないと、お客様には出せませんから。

赤い庇が目印の三笠会館

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