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川口 彰久×高嶋 ちさ子

GINZA CONNECTIVE VOL.23

川口 彰久×高嶋 ちさ子

2013.08.06

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんに、ゲストの方をお迎えして銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、履物と洋傘の老舗、「銀座ぜん屋」の代表取締役 川口彰久さんです。

創業当時から履物と傘の2大柱で店を営んできました

高嶋さん
創業は昭和14年なんですね。銀座だと結構若い方なんでしょうか?
川口さん
はい、だいぶ若手ですね。特に履物屋さんの中では相当若い方です。銀座には、昔からの履物屋さんが5軒ほどあるのですが、その中でうちが一番若いんです。皆さん創業が「天保」とか、歴史の教科書にでてくるような年号なので。
高嶋さん
へえ〜、そうなんですね。でも、履物と傘の両方を扱っているのは珍しいのでは。初代の頃からそのようなスタイルなんですか?
川口さん
はい。僕も跡を継いだ始めの頃は、なんで草履屋で傘も売っているんだろうって疑問だったんですけど、店の人に聞いても理由はよくわからないんです(笑)。でも、創業のときから傘も扱っていたみたいです。創業当時は、草履がよく売れていた時代なので、シーズン以外は下げていたらしいのですけど。
高嶋さん
傘は和傘ですか?
川口さん
和傘も洋傘も両方扱っています。生地のデザインはすべてオリジナルです。プリントではなく、生地を機から織って作ってるんです。他ではちょっと見かけない特殊な織り方なので、なかなか味がありますよ。
高嶋さん
それはすごい! 手間がかかっていますね。
川口さん
とんでもないです。ただ、昔からそんな流れでやっているので、できるだけその伝統が続くように頑張っています。

草履と傘が並ぶ店内

雑誌社とのコラボレーションの草履も作っています

高嶋さん
草履って、そもそもどんな工程でできるんですか?
川口さん
あまり知られていませんが、草履の中は、コルクなんです。コルクを草履の形にカットして、革を巻いていきます。コルクを1段にするか、重ねて2段、3段にするかでヒールの高さに違いを出しています。
高嶋さん
ほお~。では、かなりヒールのある草履もできるということですね。
川口さん
そうなりますね。過去には、13段というものも作ったことがあります。コルクを革で巻き2段、3段と重ねる場合はそれぞれを手縫いで縫い合わせていきます。
高嶋さん
すべて手仕事なんですね。
川口さん
今の時代、接着剤も進化し、貼り付けもだいぶしっかりしてきましたがやはり手縫いも人気がありますね。
高嶋さん
デザインの方は?
川口さん
それもさまざまです。うちでは雑誌社とのコラボレーションの草履も作っているんですよ。
高嶋さん
(手に取って)わ~、華やかですね。ステキ!鼻緒と側面についているのはスワロフスキー?
川口さん
そうです。雑誌社さんからその雑誌オリジナルのデザインを作りたいとお声をかけていただき、喜んで協力させていただきました。誌面上でも販売していただいたんです。
高嶋さん
銀座あたりだと、夜の世界の女性も多いと思うので、これは人気があるんじゃないですか?
川口さん
そうなんです。スワロフスキーがついたこのデザインは、クラブのお姉さま方にも気に入っていただきました。そういう意味でも銀座らしいデザインの草履ですね。

雑誌社とのコラボレーション草履

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