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澁谷 昌也×高嶋 ちさ子

GINZA CONNECTIVE VOL.41

澁谷 昌也×高嶋 ちさ子

2015.03.09

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんに、ゲストの方をお迎えして銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、昭和2年から続く、銀座初のとんかつ専門店「銀座梅林」の代表取締役社長、澁谷昌也さんです

昭和2年創業の銀座初のとんかつ専門店。娘婿が4代目として修行中

高嶋さん
創業は昭和2年と伺っていますが、ご主人は何代目ですか?
渋谷さん
私は3代目になります。今は娘の旦那が4代目として修行中です。
高嶋さん
歴史のあるお店なだけに、跡取りができてよかったですね。修行は厳しいんですか?
渋谷さん
いえ、まだ25歳と若いので、あまりプレッシャーもかけてはいけないと思っているのですが、彼の方がもっと教えて欲しいという姿勢でして。私よりずっと優秀な息子ができて嬉しいですね
高嶋さん
若いのに素晴らしいですね。ところで、私、揚げ物が大好きなんですが、梅林さんは銀座初のとんかつ専門店だとか?
渋谷さん
はい、そうです。創業者である初代が薬剤師だったので、そこから薬も食べ物も一緒という考え方から料理屋をスタートしました。ただ美味しいだけではなく、体にもいいものを召し上がっていただき、笑顔になってほしいという思いがあったんだと思います。
高嶋さん
屋号の由来は何ですか?
渋谷さん
苗字が澁谷と申しますので、銀座でお店を始めるのに地域を間違えらないように、ということで名前は屋号に使わなかったんです。祖母の名前が梅子だったことと、実家に梅の木が10本あることから梅という文字を使い、末広がりで縁起のよい林と合わせて梅林という名前になったと聞いています。

昭和34年改装時の様子

銀座から世界へ。日本の食文化の素晴らしさを発信したい

高嶋さん
今は、ハワイやシンガポール、上海にも支店があるんですね。
渋谷さん
はい。時代の移り変わりとともに、自分たちから動いて発信しなくてはと思い、海外に進出しています。
高嶋さん
銀座の老舗が、世界に展開しているなんてすごいですね!
渋谷さん
日本の食文化は素晴らしいと誇りに思っています。それだけ美味しいものを世界に伝えたいという気持ちもあったんです。
高嶋さん
日本とは違うご苦労もありましたか?
渋谷さん
1号店はハワイなんですが、観光地で島ですから食材が限られているんです。日本と違い、仕入れた野菜などのクオリティにもばらつきがありますし、日本なら変えてくれますけど、同じことをしたら取引しなくていいと断られてしまうんです。7、8年経ってきて、やっと認められ、安定して食材が入ってくるようになりました。
高嶋さん
でも、お店としては成功なのでは? 私、大学院がハワイだったんです。アメリカ人ってとんかつ大好きですよね。
渋谷さん
最初は欧米人のお客様は少なかったんです。ハワイは日系人の方も多いですし、ローカルの方たちが豚肉が好きなので最初から喜んでいただきましたが、馴染むまでは少し時間がかかりました。
高嶋さん
今では大人気ですよね。今でもハワイによく行くんですが、梅林さんはいつも混んでいる印象。日本食と言うと、お寿司が有名ですが、日本の揚げ物は本当に美味しいですし、梅林さんがきっかけでもっと世界に広がればいいですね。
渋谷さん
国によっては豚肉や揚げ物を食べる文化がなかったりするので、なかなか難しい部分もありますが、とんかつは野菜もたくさん摂れてヘルシーですし、もっと浸透するために頑張ります。

ロースカツ定食

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