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中村 千恵子×高嶋 ちさ子

GINZA CONNECTIVE VOL.39

中村 千恵子×高嶋 ちさ子

2014.12.04

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんに、ゲストの方をお迎えして銀座のあれこれをディープに聞い ていただきます。今回のゲストは、明治時代から続く西洋楽器店「銀座十字屋」の代表取締役会長、中村千恵子さんです。

書店としてスタートした創業140年を誇る銀座十字屋の歴史

高嶋さん
創業されたのはいつですか?
中村さん
明治7年です。銀座3丁目のこの場所で創業して今年で140周年になりますね。もともとは、聖書や讃美歌を扱う書店として開業したんですよ。
高嶋さん
へえ~、そうなんですね!
中村さん
明治6年に耶蘇教(キリスト教)が解禁されて、堂々と布教ができるようになったんです。それで聖書、讃美歌は布教に欠かせないものですから販売しておりました。
高嶋さん
なるほど~。では、十字屋という屋号の由来というのは…
中村さん
キリスト教の十字架から、十字屋という名前になったんです。その後、讃美歌を歌うときに必要なオルガンも取り扱うようになりました。さらにアコーディオン、マンドリン、ハーモニカなど、まだあまり日本では取り扱いのなかった楽器を輸入するようになっていったんです。
高嶋さん
常に新しいものをご紹介されていたんですね。
中村さん
そうですね。日本で初めてジュークボックスを店頭に置いたときは、大変な行列ができたと聞きました。

銀座十字屋ハープ&フルートサロン hanare
銀座4丁目に昨年11月にグランドオープンした女性専用のハープとフルート、ハンドベルの教室

十字家ホーム

ハープは癒しの楽器。魅力を伝えるために教室やコンサートを開催

高嶋さん
現在は、ハープに注力されているようですね。
中村さん
ええ。いろいろなものが普及しているこの時代にあって、ハープはまだ身近な存在ではないなと思ったんです。60年ほど前からハープの普及のための教室を開講していましたが、ちょうど8年前に教室をリニューアルしたとき、よりハープに特化した教室にしたんです。
高嶋さん
中村さんもハープを習っているんですか?
中村さん
ハープの演奏が大好きなので、自分でも触れてみたいなと思い、少しだけレッスンを受けてみました。
高嶋さん
ハープの魅力はどういったところにあるんでしょうか?
中村さん
フォルムが美しく、音色も優雅ですね。ハープは肩に抱えて演奏する楽器なので、美しい音色が心地よい振動となって身体全体に伝わってくるんです。癒しの楽器だなと思いますね。
高嶋さん
ハープの魅力を伝えるため、毎週水曜日に無料のコンサートをやっていらっしゃるそうですね。
中村さん
そうなんです。おかげさまで開催400回を超えるまでになりました。ハープの演奏を中心に、フルートやヴァイオリンなどとのデュエットなど、ハープを絡めたさまざまなスタイルで音楽を楽しんでいただいております。演奏者も若手からベテランまで多彩な顔ぶれで、毎回好評なんです。ハープをもっと身近に感じていただければと思っています。
高嶋さん
そういえば、私がハープを最初に身近に体験したのは、小学校2年生のとき。お友達の家にお食事にお呼ばれしたときなんです。お母様がおもむろにハープを弾いていらして……、そのときに出されたおやつがワッフル。ハープを聴きながらワッフルって。もうビックリして、「これは一体何なの!」って子供心に思ったんですよ(笑)。
中村さん
素敵な音色だったでしょ(笑)。
高嶋さん
今後はどんなことをされていきたいですか?
中村さん
もっともっとハープを知っていただきたいので、できるだけ外でも活動をしていきたいなと思っています。現在も、学校でハープ教室をやったり、老人ホームでの演奏会をやったり、レストランでのミニコンサートをしたりと、以前よりはみなさまにハープに触れていただける機会が増えたのかなと思っています。

無料のランチタイムコンサートの様子。毎週水曜日12:30〜13:00開催
創業地である銀座3丁目にあるハープとフルート、ウクレレ教室の銀座サロンで開催

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