GINZA Q&A

Vol.05 
銀座にある通りについて教えてください。

 銀座には、国道(銀座通り)、都道(晴海通り、西銀座通り、昭和通り)、区道(並木通り、銀座マロニエ通りなど)と、大別して3種類の通りがあり、街区は碁盤目状に構成されています。町割りは、江戸時代初期に徳川家康が銀座をはじめて区画整理したことにさかのぼり、約400年前からほとんど変わっていないのです。
 それでは、銀座を構成する通りを名前のついている通りから見てみましょう。
 南北方向で幅員のある幹線道路は、銀座通り、西銀座通り、昭和通りの3本。歩道のある通りは並木通り(西並木通り)、銀座コリドー通り、木挽町仲通り。いちばん多いのが歩道がない通りです。銀座レンガ通り、銀座ガス灯通り、泰明通り、数寄屋通り、ソニー通り、西五番街通り、銀座鈴らん通り、見番通り、金春通り、あづま通り、銀座三原通り、信楽通り、木挽町通り、銀中通りなどの10数本ですから、南北の通りは全部で20数本になります。
 東西の通りは、ほぼ丁目の境に通っており、すべてに歩道がついています。幹線道路は晴海通りの1本で、そこを中心に1〜4丁目側から順に銀座桜通り、銀座柳通り、銀座マロニエ通り、松屋通りの4本、5〜8丁目は、みゆき通り、交詢社通り、花椿通り、御門通りの4本。さらに東銀座側には演舞場通り、中央市場通り、海岸通りの3本ですから、東西の通りは全部で12本になります。
 このように名前がついている通りだけでも30数本もあり、さらに名前のない通りや路地まで合わせると全部でいくつあるのか、とても数えきれません。
 名前の由来もさまざまです。桜や柳、マロニエなどの街路樹にちなんだものや、松屋やソニー、交詢社のような企業名などがついているもの。あるいは歴史的な名前もあります。たとえば、みゆき通りは、明治天皇が皇居から浜離宮や築地の海軍兵学校へと行幸されたということから御幸という名がついたといわれており、金春通りは江戸時代に能楽の金春流の屋敷があったことに由来しています。
 名前がある通りの多くには通り会があり、道路の清掃やイベント、冬のイルミネーションなどを行っています。各通りから銀座全体へにぎわいが広がるよう、個性を生かした活動をしています。

( 銀座街づくり会議 )