銀ぶら百年

Ginza×銀ぶら百年 Vol.20

東銀座のインド 「ナイル」をつくった人々

 三原橋の交差点は新橋寄りの角に足袋の大野屋の古めかしい建物が残っているけれど、昭和通りを京橋側に行った2、3軒目にインド料理のナイルレストランがいまも小さな2階建ての建物でがんばっている。 夕暮れにはカラフルなネオンが灯る  僕がこの通称「ナイル」に初め...

Ginza×銀ぶら百年 Vol.19

聖なる気分で教文館

 銀座の目抜き通り(銀座通り)に建っている、戦前からのビルというと、もはや「和光」くらいなのではないかなぁ……と、ごく最近まで思っていたのだが、その数軒並び、同じ4丁目の北側角に建つ「教文館(と併存する)聖書館」のビルも昭和8年(1933年)竣工のクラシックなビルヂングなのだ。外壁が改修され...

Ginza×銀ぶら百年 Vol.18

ニュースタイルの西銀座デパート

 西銀座、という地名には特別な思い入れがある。もっとも、行政上の町名に西銀座というのはない(銀座西、という名称が使われていたことはある)けれど、当初丸ノ内線の駅名は西銀座といった。以前ここで「不二家」のことを書いたときにもふれたはずだが、幼いころ、丸ノ内線を使って銀座へ出かけることが多かった...

Ginza×銀ぶら百年 Vol.17

トラヤ帽子店のパナマ帽

 銀座らしい店の1つに帽子屋さんがある。銀座通りを歩くと、ひと昔前までは8丁目に大徳、2丁目にトラヤ、老舗の帽子屋が南北の隅にあった。新橋寄りの大徳のほうはもう30年近く前に消えてしまったが、京橋寄りのトラヤはいまも健在だ。僕も、4、5年ほど前にここで買ったパナマ帽を夏の季節に愛用している。 ...

Ginza×銀ぶら百年 Vol.16

テイメンと銀座アイビー時代

 2年前の夏、ふらりと入ったテイジンメンズショップで久しぶりにシャツを買った。シアサッカーの白い地にヨットの絵柄が細かくプリントされた半袖のシャツ。なんとなく懐かしい時代のスポーツシャツの趣が感じられて、去年の夏にもネイビーブルーの柄違いのを買って愛用している。銀座では江戸や明治創業の老舗も珍し...