フラリ銀座

「フラリ銀座 路地ガイド」<br>モーニング娘。’25櫻井梨央さんがナビゲート!

「フラリ銀座 路地ガイド」
モーニング娘。’25櫻井梨央さんがナビゲート!

今回、櫻井梨央さんが案内してくれるのは、ちょっとディープな銀座の路地歩き。そこでやってきたのが、銀座・数寄屋橋公園の向かいにある「G Info(ジーインフォ)銀座観光案内所」。まずはこちらで銀座の路地巡りに欠かせない「銀座 路地ガイド」を手に入れてから、銀座の路地裏巡りに、いざ出発です。

路地巡りに同行してくれるのは、銀座を代表する飲食店の若女将と、路地のスペシャリストで、「銀座 路地ガイド」を監修した岡本哲志さんです。岡本さんは、元法政大学デザイン工学部教授であり、銀座に関する著書も多数。『ブラタモリ』などのテレビ番組にも数多く出演されている“路地の達人”です。

銀座の路地は、街と一緒に生きている“空間装置”
「GINZA TENSHODO CAFE」で天賞堂の新本桂司社長を交えて

櫻井さん
今日はすごく楽しかったです。最後に「GINZA TENSHODO CAFE」でお茶をしながら、岡本先生にお話をお伺いできればと思います。天使像で有名な「天賞堂」さんのカフェなんですが、銀座で2階建ての建物というのも珍しいですね。1階はジュエリーショップで、2階がこちらのカフェ。穴場感もあって、すごく素敵な空間です。
新本さん
本日は、秋の味覚が楽しめるアフタヌーンティーをご用意いたしました。
櫻井さん
ありがとうございます。アフタヌーンティーって、行きたくてもなかなか行く機会がなかったので嬉しいです。では、改めて銀座の路地の魅力について教えていただけますか?
岡本先生
“街と生きている”ということですね。路地は単なる狭い通路ではなく、そこには人々の暮らしが濃密に反映されています。街の近代化に合わせて、直線の路地がL字型やT字型になるなど、路地も形を変えながら街と一緒に成熟してきました。
櫻井さん
実際に歩いてみて、路地ごとに雰囲気が全然違うことに驚きました。日当たりや温度感からして違うんですね。
岡本先生
その通りです。たとえば3丁目あたりの路地は、戦時中の空襲で焼けてしまった影響もあり、都会的で少しクールな印象。対して、7〜8丁目は戦災を逃れたからこそで、濃密で魅力的な空間が今も残っている。出世街道のように、政治家や著名人が集まった歴史もあって、銀座の路地は唯一無二の表情を持つようになりました。でも、どの路地も愛おしくてね、「どの子も可愛い」んですよ(笑)。
櫻井さん
たしかに(笑)! どこがいちばんなんて、決められませんね。銀座の路地の楽しむコツってありますか?
岡本先生
“抜ける面白さ”を味わってください。大通りや裏通りから路地に入り、曲がって、また別の通りに抜ける。銀座の路地って、“空間装置”なんです。どこに出るかわからない、そのワクワク感を楽しんでほしいですね。
櫻井さん
本当にそうですね。歩いていると、自分がどこにいるのか分からなくなる瞬間もありましたが、それがまた楽しい。「どこにつながっているんだろう」という迷路のような感覚も、銀座の路地ならではの魅力ですね。

街の人たちが支えてきた、銀座の路地作り

岡本先生
今日はビルの中の路地をご紹介しましたが、そうした取り組みが実現したのも、街の人たちと地主さんの結びつきがあったからこそです。銀座の方々は、学者の世界でいうところの“雑巾がけ”を担ってくださっているんですよ。
櫻井さん
雑巾がけ?
岡本先生
比喩ですが、裏方の仕事を意味します。銀座はそうした“雑用”を皆で引き受け、街を保ってきた。華やかな表舞台の裏で、地道な努力があるんです。
新本さん
本当にその通りです。街のために、本業の傍ら、いくつもの業務を掛け持ちする方がたくさんいます。
櫻井さん
なるほど!だからこそ、銀座にしかない文化や美しさが築かれてきたんですね。
岡本先生
ええ。街の方々が、見えないところで尽力してくださっているんです。
櫻井さん
そういえば、2〜4丁目をご案内いただいた湯木さんが、道端のゴミをさっと拾っていらして、とても感動しました。銀座に関わるすべての人が、責任感を持って街を守ってきたんだなと実感しました。
新本さん
櫻井さんは、今日実際に銀座の路地を歩いてみていかがでしたか?
櫻井さん
最初に岡本先生が監修された「路地ガイド」を拝見したとき、「銀座にガイドブックが作れるほどの路地があるの?」と驚きました。実際にマップを見ると、広範囲に路地が点在していて、知らない場所ばかり。取材前に下調べしてきましたが、歩いてみると写真とは全然違っていて、道幅が思ったより広かったり、L字型に折れていたり。建て替えの多い銀座で路地を守りつつ共存していることに感動しました。これは銀座の方々が考え、守り抜いてきた歴史の証ですね。

この記事を読んだ方にも、ぜひ「G Info(ジーインフォ)銀座観光案内所」でマップを手に入れて、実際に路地を歩いてみていただきたいです。路地を知るだけで、ちょっと“銀座通”になれた気がしますよ。私もプライベートで、またゆっくり歩いてみます。