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「豊澤美紗 郷愁 -街と給水塔とこけし-」

8月6日(金)~8月15日(日)

 




会場:Gallery Seek
出品作家:豊澤美紗

現代を生きる中で感じたこと、そこから生まれる空想の世界などを、ガラスの素材が持つ魅力と掛け合わせながら表現するガラス工芸家、豊澤美紗。
ガラスは制作工程によって様々な表情を見せてくれます。
高温で溶かすと水飴状に流動的になり、溶けるときに空気に触れていた面は美しいツヤが出て、型に触れていた面はくもりガラスのような柔らかい質感になります。
また、銅を入れると色が赤や青に変化します。

今回の個展では、そんな多彩なガラスの魅力を引き出しながら、これまでのシリーズに加え、豊澤の故郷である東北の工芸品「こけし」をモチーフとした新作をご紹介致します。
近年、中々故郷に帰れず、郷愁を覚えることが多い時代です。
故郷の工芸品をモチーフとし、思い出の中の風景と、今見ている風景を、ガラスの持つ儚さに重ねて表現した作品は感慨深いものがあります。この機会に是非ご高覧くださいませ。