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旦ナビ
2020.01.01
今回のゲストは、1696年(元禄9年)から不動産業を営む銀座丸八株式会社代表取締役の松澤芳邦さん。本業の傍ら、全銀座会で環境安全委員会委員長も務め、街づくりにも貢献されています。
「大学生の時は肉好きが高じて焼肉屋でバイトしていたほど、自他ともに認める肉好き。4年前に銀座で働き始めてからは、毎日美味しいランチの店を開拓するのが楽しみになっているんですが、今回紹介する3軒もそんな自慢のリストからピックアップしたオススメ店です」と、2,000円以内でこだわりの牛肉が食べられる銀座の店を教えていただきました。どこも価格以上の満足感を約束してくれる名店ばかりです。
創業1927年の〈吉澤〉は、日本一の和牛市場である「東京食肉市場」から、確かな目利きで厳選した最高級の和牛が堪能できる名店。肉質・脂質・血統・飼育法にまでこだわった松阪牛や近江牛など銘柄牛の雌牛のみを一頭買いしているのが特徴です。靴を脱いでお座敷に上がるスタイルは、まるで自宅のようなくつろぎ感でリラックスできます。
「オーナーさんと友人なので、松阪牛がどういう環境で育てられているのか見に行ったことがあるんですが、安全なワラを食べ、ストレスのかからない牛ファーストな設備で育てられていましたね。雌牛にこだわっているのも、脂の融点が低いからだそう。食べた後に脂のしつこさが残らない理由なんだと納得しました」
松澤さんがよく注文するのが「みぞれ焼御膳」(1,500円、税別*小鉢、ご飯、味噌汁、香の物、フルーツ付き)。「シンプルだからこそ、肉質の良し悪しが味を左右する料理ですよね。大根おろしと赤身肉がさっぱりとしていて、いつもペロリと完食してしまいます」と松澤さん。
秘伝の割り下でいただく「すき焼鍋御膳」(1,500円、税別*小鉢、ご飯、味噌汁、香の物、フルーツ付き)も忘れてはならない看板メニュー。松阪牛や近江牛をはじめとする銘柄牛のロースやモモなどの切り落とし肉を使用しているので、お値段はディナーに比べてぐっとリーズナブルなのも嬉しい点です。
夜は予算1万円オーバーの高級店も、ランチなら味も雰囲気もそのままに、気軽に楽しめることができますよ。
〈吉澤〉
住所:東京都中央区銀座3-9-16
電話番号:03-3542-2981
営業時間:11:00~14:00(土15:00)、17:00~22:00
定休日:日曜、祝日
http://www.ginza-yoshizawa.com
昭和22年(1947年)創業の〈銀座らん月〉。兵庫県出身の創業者が「幼い頃から慣れ親しんでいた味を、お腹いっぱい食べてもらおう」という志を受け継ぎ、伝統の味を守りながらも新しい和の食文化を提供してくれています。
山陰地方の網元屋敷をイメージした半個室風のテーブル席がある2Fのほか、洗練された個室や大人数での会食にも最適な宴会席など、幅広いニーズに応えてくれます。
ランチにオススメは、自慢の特撰A–5和牛を使用した人気の「みぞれ焼き」や「和風ハンバーグ」。なかでも新メニューの「特撰A–5和牛すき焼重73」(2,000円、税別)は、創業73周年を迎えたことを記念したスペシャルメニューです。
「いつもはみぞれ焼きをいただくことが多いんですが、これは旬のカニも一緒に味わえて得した気分になりますね。箸で切れそうなほど柔らかなすき焼きに温泉卵をからめて食べると最高ですよ」と松澤さんも思わず笑顔に。
中央通りに面しておりアクセスも良好! 観光客からも人気のお店なので、確実に入りたい場合は予約がベターです。
〈銀座らん月〉
住所:東京都中央区銀座3-5-8
電話番号:03-3567-1021
営業時間:11:30~21:30LO (ランチは16:00LO )
定休日:無休(元旦を除く)
http://ginza-rangetsu.com/index.html
「ハンブルグステーキ」で有名な〈つばめグリル〉の新しいコンセプトとして、2013年に誕生した〈和牛グリル つばめや〉。黒毛和牛のサシばかりが注目されていた当時から、ひと足早く和牛の赤身の旨味に注目していた先駆け的存在です。
木の温もりあふれるナチュラルテイストな空間でいただけるのは、店内の厨房で肉を挽いて粗挽きのまま丁寧に手作りしている「ビーフ100%のこだわりハンバーグ」をはじめ、味、ボリュームともに満足度の高い逸品ばかりです。
もちろん鉄板メニューのハンバーグも外せませんが、ステーキ好きの松澤さんがイチオシするのが、「黒毛和牛のステーキ丼」(1,250円、税抜)。その日によって使う部位は異なりますが、肩ロースや希少部位のザブトンが100gトッピングされ、鉄板ソース、サルサソース、ステーキソースの3種類の特製ソースとともにいただきます。
この日は、一頭から3~4kgしか取れないザブトン(肩ロースの芯の部分)が使われており、表面がカリッと香ばしく、中は美しいミディアムレアに焼き上げられています。きめ細やかで柔らかな食感の肉質は、赤身とサシの両方が味わえる上、ソースで味の変化もつくので飽きることがありません。
「脂の甘みと赤身の旨味が口の中で一体となって最高です。このクオリティの肉がこの価格でいただけるなんて、コスパ最強ですね」と、松澤さんも絶賛!
敷居が高いと思っていた銀座での肉ランチも、これなら手が届きそう。女子ウケする可愛い内装なので、デートにもオススメです。
〈和牛グリル つばめや〉
住所:東京都中央区銀座1-2-1 紺屋ビル1F
電話番号:03-3561-3788
営業時間:11:30~14:30LO(土日祝15:30LO)、17:30~22:00LO
定休日:年末年始
http://tsubameya-ginza.com
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