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齋藤 充×高嶋 ちさ子

GINZA CONNECTIVE VOL.22

齋藤 充×高嶋 ちさ子

2013.07.01

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんに、ゲストの方をお迎えして銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、明治時代から最上級の果物を提供し続ける「銀座千疋屋」の代表取締役、齋藤充さんです。

千疋屋で1番末っ子が創業120周年の銀座店です

高嶋さん
銀座千疋屋さんは、来年で創業120周年ということですけれども、すごいことですね。お店は、日本橋、京橋、銀座にありますが、実は日本橋のお店が最初にできたそうですね。
齋藤さん
そうですね。日本橋が本家で、暖簾分けで、京橋、次に銀座というように分かれて銀座が1番末っ子なんですよ。120周年というのは銀座店の話で、本家である日本橋のお店は、創業1834年なんです。もう180年近く前のことですね。
高嶋さん
え?ちょっと待ってください!? そんな昔から果物屋さんがあったということですか?
齋藤さん
そうそう、天保5年とかですね。
高嶋さん
そんな頃から果物屋さんがあったことに驚きです。もうお殿様クラスしか食べられないような代物だったんでしょうね。
齋藤さん
実は、そうでもなくて最初は庶民に親しまれる商売を心掛け、品数も限られていたと思いますので、野菜も一緒に販売していたそうです。
高嶋さん
なるほど。で、千疋屋さんの中で1番若いのが銀座店なんですね。
齋藤さん
そうなんですよ。まず最初に暖簾分けしたのが京橋の千疋屋でして、1881年のことですね。うちが1894年で、来年で120周年になります。
高嶋さん
すごいなー。やっぱり私なんかは千疋屋さんのものをいただくと、すごく嬉しいんですよ。下さった方も、私に対してちゃんと想いがあるというか。なかなかそんな風に思えるブランドはないですよね。

ところで、千疋屋という屋号にはどういった意味があるのですか?
齋藤さん
地名ですね。そもそも日本橋総本店を創業した人が、埼玉県の越谷付近の〝千疋〟っていう村の出身の人なんですよ。
高嶋さん
なるほど!地名からきているんですか…

じゃあ、もしその地名が〝万疋〟だったら、万疋屋だったわけですね(笑)。
齋藤さん
確かにそうですね(笑)。千疋屋でよかったです(笑)。

銀座千疋屋

フルーツパフェの果物は最低限のカッティングがちょうどいいんです

齋藤さん
せっかくなので、ぜひお好きなものを注文してください。
高嶋さん
本当ですか!? 嬉しい!! どれも美味しそうだから迷いますね~(季節限定の苺のパフェを注文 ※現在は終了)。私ね、千疋屋さんのフルーツサンド、大好きなんですよ。手土産にも喜ばれるお品ですね。パッケージもすごく可愛いし。
齋藤さん
ありがとうございます。
高嶋さん
フルーツサンドを作っているお店は他にもありますけど、全然似てませんよね。何が違うんですかね?
齋藤さん
うちの場合、風味のいい生クリームにこだわっていますね。だからすごく好評です。
高嶋さん
生クリームって、そのお店の美味しさが一番わかりますよね。(パフェの生クリームを食べながら)ほんとにこの生クリーム美味しい!!
齋藤さん
一時、ちょっと生クリームの配合を変えたときがあるんですよ。そうすると、いきなりお客さんから「生クリーム変えたでしょ」って。驚いちゃいましたね(笑)。常連さんなんかは、逆にうちの社員以上に味がわかっているんじゃないでしょうか(笑)。
高嶋さん
気が抜けませんね(笑)。千疋屋さんといえばフルーツパフェも有名ですが、あまりフルーツをごちゃごちゃカッティングをしていない印象があります。
齋藤さん
そうですね。いろんなお店でパフェを出していると思いますけど、芸術的なパフェが多いですよね。まぁ、それもいいと思うんですけれど、うちはレトロ感を大事にしているというか……。
高嶋さん
昔ながらの?
齋藤さん
はい。ちょっと古臭さというか。うちの祖父がよく言っていましたが、果物はたくさんカットするもんじゃないと。なるべく大雑把に切った方が、果物本来の味が残ると言っていましたね。ですから、カッティングは最低限にしています。それで私としても、華やかなパフェが溢れているなかで、逆にちょっとこうレトロ感が漂うものを提供していきたいなと思っています。

7月の季節限定ピーチパフェ

期間限定の苺パフェを食べる高嶋さん ※現在は終了

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