GINZA CONNECTIVE (高嶋ちさ子対談シリーズ)

兼松 真也×高嶋 ちさ子

GINZA CONNECTIVE VOL.70

兼松 真也×高嶋 ちさ子

2017.09.01

バイオリニストの高嶋ちさ子さんと、銀座人たちの対談シリーズ。高嶋さんにとって銀座は、仕事でもプライベートでも思い入れのある街。そんな高嶋さんがゲストの方に、銀座のあれこれをディープに聞いていただきます。今回のゲストは、靴とバッグの日本ブランド「銀座かねまつ」の専務、兼松真也さんです。

一度履いたら虜に!? 長く愛用できる上質な靴ならセミオーダーを

高嶋さん
靴のセミオーダーもやってらっしゃるんですよね。
兼松さん
はい。銀座6丁目本店のみのサービスになりますが、足の形に合う靴がなくてお困りの方に好評をいただいております。計測器で足のサイズを正確に測り、シューフィッターのアドバイスを受けながらテストシューズで履き心地の確認をしながらサイズを選びますので、よりご自分の足にフィットする靴を選んでいただけると思います。また、甲が薄い方用の『MISS SLENDER』、足幅の広い方用の『WOMAN & MYSELF』と足型に合わせた2つのブランドがありますので、なかなか合う靴が見つけられないとお困りの方はお試しいただきたいですね。
高嶋さん
日本人女性の足の形ってどういう傾向の方が多いんですか?
兼松さん
近年の女性は踵が小さく、甲が薄い方が増えています。おそらく生活様式や食事の内容の変化で、骨格が変わってきているんでしょうね。
高嶋さん
私は小学生の頃、どんどん足のサイズが大きくなっていたんですけど、母が「足が大きい子はお嫁にいけない」と言い出して、23.5㎝以上の靴を履かせてくれなかったんですよ。そしたら、本当に23.5㎝で止まりました(笑)。今の女性って、足のサイズは昔と比べるとどうですか?
兼松さん
身長も高くなっているので、その分足のサイズは大きくなっていますね。今は23.5㎝くらいが中間でしょうか。
高嶋さん
『POOLSIDE』というブランドも展開されていますが、セカンドブランドという位置づけでしょうか?
兼松さん
エレガンスをコンセプトにしていた『銀座かねまつ』に対し、少しカジュアルラインのものを提案しようということで誕生したのが『POOLSIDE』で、価格的にも1万円台前半がメインです。こちらのブランドは今年で35年目になります。
セミオーダーサロン「クチュリエ」

セミオーダーサロン「クチュリエ」

POOLSIDE 秋冬の新商品

POOLSIDE 秋冬の新商品

変化を恐れず新しいものを取り入れながら常に進んでいきたい

高嶋さん
銀座でお店を続けていく上で、プレッシャーなどは感じられますか?
兼松さん
銀座というと、老舗、伝統、文化というイメージを持たれると思うんですが、実際はめまぐるしいスピードで変わっている街なんですね。そういった変化の中でお店をやっていくためには、常にアンテナを張り巡らせていないとすぐにダメになってしまう緊張感がありますね。
高嶋さん
銀座の魅力はどんなところにありますか?
兼松さん
伝統や文化はもちろん残していくべきものですが、頑なにそればかり守っていくだけではいけないと思います。変化を恐れず、新しいものも柔軟に取り込んでいけるのも、銀座という街の懐の深さではないでしょうか。

高嶋 ちさ子

ヴァイオリニスト。6歳からヴァイオリンを始め、海外で活躍後、日本に本拠地を移し、全国各地でコンサートを行っている。現在は、演奏活動を中心としながらも、テレビやラジオ番組の出演などでそのキャラクターが評価され、活動の場はさらに広がりを見せている。

高嶋ちさ子オフィシャルウェブサイト

兼松 真也

銀座かねまつ専務。2004年大学卒業後、アメリカへ留学。帰国後、靴工場や株式会社三越を経て、2010年より銀座かねまつに就職。プライベートでは2児の父であり、料理が趣味。

取材・文:岡井美絹子  取材場所:銀座かねまつ 本社

めざましクラシックス with フレンズ~ベスト・ヴォーカリスト~

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めざましクラシックス20周年記念にふさわしい、日本を代表するヴォーカリストと、めざクラアンサンブルによる新録作品。

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