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Hello! RADIO CITY:!AMAZING GINZA!No.21銀座のクリスマス

中央エフエム「Hello! RADIO CITY」の「! AMAZING GINZA !」コーナーでは、隔週で銀座の魅力をさまざまな切り口で紹介しています。21回目は銀座通連合会販売促進委員長の安西慶祐が出演。銀座のクリスマスシーズンを彩るイルミネーションと、各店舗が個性を競い合う銀座の文化、「銀座ウィンドウディスプレイコンテスト」を紹介しました。

番組名:Hello! RADIO CITY(中央エフエム 84.0MHz)
放送日時:2020年12月3日(木)12:05~12:20
ナビゲーター:JUMI
出演者:安西慶祐(銀座通連合会常務理事・販売促進委員長、銀座大黒屋代表取締役社長)

昔から大切に使っている、意外なモノ

JUMI
本日のAMAZINGなゲストをご紹介します。銀座通連合会常務理事・販売促進委員長、銀座大黒屋代表取締役社長の安西慶祐さんにお越しいただきました。安西さん、よろしくお願いします。
安西
よろしくお願いします。
JUMI
今日は『銀座ディスプレイコンテスト』とクリスマスイルミネーションについてお話を伺おうと思います。はじめに、販売促進委員会とはどのようなお仕事なのでしょうか。
安西
販売促進につながることをなんでも一通り担当しています。今日のテーマでもあるクリスマスイルミネーションや銀座の文化でもあるウィンドウディスプレイのコンテストを担当しています。それから銀座通りの花壇を新しくする企画も今計画中です。また、今はコロナの影響で様子をみているところですが、免税販売の電子化への取り組みとして、各店舗の免税手続きを銀座全体で取りまとめて使いやすいようにするなど、多岐にわたって担当しています。
JUMI
「GINZA Pay」みたいなものができたりするのでしょうか?
安西
できたら良いですね。
JUMI
穏やかでジェントルマンな安西さんの佇まいをぜひ皆様にご覧いただきたいです。さて、今日のメッセージテーマは、「昔から大切に使っているもの自慢」なんですが、安西さんはなにかお持ちでしょうか。
安西
おつまみを作る程度ですが、料理がわりと好きなのでそのときに使うmy包丁ですね。家内に誕生日プレゼントとしてお願いしまして、もらいました。ときどきしっかり研ぐと切れ味が良くなり、ずっと愛用しています。
JUMI
my包丁とは意外ですね。安西さんがお酒のおつまみを作られるとは、リスナーの皆さんも「ほう!意外!」と思われたのでは?(笑)

クリスマスイルミネーション、今年の見どころ

JUMI
さて、銀座通りと晴海通りのクリスマスイルミネーションが11月21日から点灯しましたね。このクリスマスイルミネーションにまつわること、それからとても長く実施されている『銀座ウィンドウディスプレイコンテスト』、この2つについて伺いたいと思います。 まずはクリスマスイルミネーションですが、これは毎年皆様が楽しみにされていると思います。今年は銀座通りと晴海通りの交差点が非常に華やかに彩られましたね。カツラの木にイルミネーションが巻かれているのと、見落としがちではありますが、もう一つイルミネーションがあるんですよね。
安西
今年初めての試みで、銀座の1丁目から8丁目まで、「丁目」をモチーフにしたオブジェを各丁目に1基ずつ、銀座通り沿いに設置しました。
JUMI
見上げるイルミネーションではないんですよね。
安西
そうですね。歩いていて自然に目に入る、歩行者の目線と同じ高さのイルミネーションです。
JUMI
モチーフは「丁目」の数字でしょうか?
安西
1丁目には「1」を、8丁目には「8」というように、数字をモチーフにしたオブジェで、植栽とイルミネーションを埋め込んでいます。
JUMI
1丁目から、東西両方の歩道で見られるんですか?
安西
各丁目ごとに東西で互い違いに1基ずつ配置しています。東西両方の通りをぐるりと歩いていただけるとすべてご覧いただけます。
JUMI
グリーンに覆われた数字ということでしたが、昼間は植栽のように数字が見えるんでしょうか。
安西
そうですね。ステンレスの縁取りのなかに植栽とイルミネーションが埋め込まれています。
JUMI
夜になると数字が輝きだすんですね。まだお気づきではない方もいらっしゃると思います。今日あらためて眺めて帰りたいですね。とても美しく、華美ではなく控えめだけど印象深い、というところが銀座らしいクリスマスイルミネーションだと思います。いままでで印象深かったクリスマスイルミネーションはありますか?
安西
銀座通り、晴海通りだけでなく、銀座は通りごとに植わっている植栽も違いますし、イルミネーションの光の色もさまざまです。「どこかのなにかが特別」ということではなく、いろいろな通りを歩くとそれぞれの変化があることが銀座の街のおもしろさだと思います。
JUMI
どこの路地もどんな通りも本当に銀座愛があふれているのを感じますね。このクリスマスイルミネーションはいつまで楽しめるんでしょうか。
安西
2021年1月11日までの予定です。

品よく華やかに、ワクワクさせたい

JUMI
もう一つの銀座の風物詩「銀座ウィンドウディスプレイコンテスト」。銀座の街のウィンドウディスプレイは世界の中でも一級品と私は思っています。実際いろいろな店舗が毎年工夫されているんですね。こちらも長く行われているそうですね。
安西
昨年で40年周年を迎えました。ウィンドウディスプレイの文化は、ヨーロッパでは長い歴史がありますから、そこから見習う店舗もあると思います。オンラインショッピングなどで大半のモノが家にいながら手に入るようになっても、街を歩いて、街並みを見て、各店舗のウィンドウを見て、欲しいものにワクワクする。それもお買い物の楽しみの一つだと思います。銀座にお越しいただいたお客様に楽しんでほしいという思いで皆さん工夫を凝らしています。
JUMI
視覚から入ってくる印象はとても大きいと思いますし、「きれい!」「すてき!」というように感動を言葉にしたいです。銀座はそういう美しいものが裏切られることなく見られる場所なんですよね。ウィンドウディスプレイのコンテストとは、どのような方が選ばれて、どんなシステムなんでしょうか。
安西
実は今晩、我々で銀座の街をくまなく歩いて全店舗を見て回る予定になっています。
JUMI
今日銀座に行くと安西さんたちが歩いている姿を目撃できますね!くまなく歩いてらっしゃるんですね。
安西
私ども銀座通連合会のメンバーと、ご協力いただいている日本空間デザイン協会の先生と一緒に見て回ります。街におけるディスプレイの大切さ、いかに相違工夫を凝らして街づくりに貢献しているか、というところを審査基準にしています。
JUMI
1980年からということは、昭和から平成、令和へと時代が移り、ディスプレイの流行も変わっているのかもしれません。それでも銀座のディスプレイのあるべき姿として、「銀座らしさや街に貢献しているか」が根底にあるんですね。街への貢献とはどういうことでしょうか。
安西
銀座には銀座デザイン協議会という建物のみならず広告、看板なども銀座らしさを保つための協議会があります。そこと歩調を合わせるように、品よく、かつお客様に楽しんでいただくための華やかさのバランスが良いこと。そして、自分の店だけではなく、ウィンドウディスプレイの連なりとして、お客様が楽しいかどうかが大事だと思います。
JUMI
「連なりとしての楽しさ」ということは、ウィンドウディスプレイを飾るときに、隣のお店に「どんな装飾にするの?」とか探りを入れることもあるんでしょうかね。(笑)
街全体としてお客さまをお迎えする雰囲気があることはとても大事なことですね。
このウィンドウディスプレイコンテストは年明けに「大賞」が発表されるようですね。どんなタイミングで、どこで発表されるんでしょうか。
安西
1月上旬に発表予定です。GINZA OFFICIALやGINZA SIXの1Fに入る三井住友銀行のATMコーナーにウィンドウの写真とともに受賞店舗が張り出されます。
JUMI
「やっぱりここね!」というところが予想通り選ばれる、ということになりますかねー。今日安西さんが銀座中のディスプレイをご覧になるということで、こっそり後ろからついていくのもありかもしれません。(笑)

クリスマスの楽しみ方も、銀座ならでは

JUMI
最後に、安西さんからリスナーの皆様にメッセージをお願いします。
安西
銀座もいよいよクリスマスの雰囲気になってきました。銀座のイルミネーションや通りごとの工夫を楽しんでいただきたいです。大きなお店ばかりでなく、路地にも工夫を凝らして個性を出された店舗がありますので、今まで以上にウィンドウディスプレイを意識して、皆さんで探していただく楽しみもあると思います。ぜひクリスマスの銀座にお越しください。
JUMI
ありがとうございます。密にならないように、外を散歩しながら美しいイルミネーションで彩られた銀座を歩いてみてはいかがでしょうか。本日の「!AMAZING GINZA!」は、銀座通連合会常務理事・販売促進委員長、銀座大黒屋代表取締役の安西慶祐さんに、銀座のイルミネーションと『銀座ウィンドウディスプレイコンテスト』についてお話を伺いました。安西さん、ありがとうございました。
安西
ありがとうございました。

*銀座エリアのイルミネーション情報は、こちらからご確認いただけます。

出演者プロフィール

JUMI

2010年から中央エフエムにてナビゲーター、プロデューサーとして番組制作等に携わる。
知れば知るほど奥深く、沢山の「宝物」を有する中央区の魅力を「ヒト・モノ・コト・オト」を軸として、多くのリスナーの方々にラジオを通してお伝えしたいと活動する日々。
街と人と橋と地下鉄をこよなく愛しています。

安西慶祐

銀座通り沿いのハンドバッグ専門店、「銀座大黒屋」代表取締役社長。「品よく、センスの良い、使いやすいバッグ」をコンセプトに世界中からバッグを取り揃え、社長自らデザインしたオリジナルバッグも販売している。趣味は、登山とスキー。第58代銀実会理事長。現在は銀座通連合会常務理事・販売促進委員長、銀座デザイン協議会の委員を務める。
http://www.ginza-daikokuya.com/

協力:中央エフエム株式会社(http://fm840.jp/

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